The updated Sydney system (1996)

記載例:
Mono: marked, Neutro: moderate, Atrophy: unknown, Meta: normal Hp: marked
明確なgradingの定義は文献に記載されていない。
下記のvisual analog scaleを参照。

TheUpdatedSydneySystem


H. pylori密度
腸上皮化生のない部分で判定。存在の有無の判定が最も重要。

好中球活性
H. pylori胃炎におけるchronic active gastritisは「慢性炎症を背景にした好中球の存在」と定義。好酸球は除く。

慢性炎症
正常の胃粘膜は2-5個/hpfあるいは腺窩間に2-3個程度までの単核細胞を含む。
形質細胞が重要。1-2個/hpfでもあれば慢性炎症とする立場もある。
治療後でも慢性炎症細胞浸潤が残る場合がある。
慢性炎症細胞の判定はリンパ濾胞の部位を避けて行う

腺管萎縮
腸上皮化生に伴う場合が多いが独立して評価する。
粘膜筋板が採取されていない場合はUnknownとする(北大)。

腸上皮化生
細分類は推奨されていないが、type I < type II < type IIIの順で発癌との関係が深いと記載されている。

gradingのないピロリ胃炎の特徴としてSurface epithelial damage, mucous depletion, and erosions, Lymphoid follicles, Foveolar hyperplasia