古畑彩子さんの膵臓論文 (2017年, 責任著者南口早智子先生) によるとclaudin 4 (cutoff 5-25%), p53(cutoff 5-25%), S100P(cutoff 26-50%), の3つの組み合わせが浸潤性膵管癌 Duct adenocarcinoma NOS と良性上皮との鑑別に有用である.WHO分類第5版によると,SMAD4欠損が55%, p16欠損が75%, なども記載されているが,当科では一般的でない.浸潤性膵管癌と膵外の粘液産生腺癌を区別する決定的なマーカーはいまだにみつかっていない.
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