膵臓免疫染色 Pancreas Immunohistochemistry

2021年01月22日開始
古畑彩子さんの膵臓論文 (2017年, 責任著者南口早智子先生) によるとclaudin 4 (cutoff 5-25%), p53(cutoff 5-25%), S100P(cutoff 26-50%), の3つの組み合わせが浸潤性膵管癌 Duct adenocarcinoma NOS と良性上皮との鑑別に有用である.WHO分類第5版によると,SMAD4欠損が55%, p16欠損が75%, なども記載されているが,当科では一般的でない.浸潤性膵管癌と膵外の粘液産生腺癌を区別する決定的なマーカーはいまだにみつかっていない.

© 2021 京都大学医学部附属病院 病理診断科・病理部