病理英語 Pathology English
英語で病理学習オンラインリソース
2021年01月12日開始
京大病院の病理報告書では病理診断は英語で,所見は日本語で書かれています。病名や記載すべき項目のほとんどは英語論文を
参考にしています.適切な用語や表現がわからない場合は,日本語の教科書や取扱規約だけに頼るのではなく,英語教科書や以下のサイトを利用して,英語での
記述をこまめに確認してください。また日本語の記述が英語の内容と矛盾していないかどうかを確認することも重要です。
1. WHO Classification of Tumours Online
世界保健機関 (WHO) による腫瘍分類「ブルーブック」のオンライン版です.年額制の有料サイトです.
2. Anatomic Pathology Case of the Month
ピッツバーグ大学では,1995年から毎月,このサイトに症例報告を掲載しています。肉眼的・顕微鏡的所見を記載する際の参考になります。また英語で症例報告書を書く際にも参考になるかもしれません。
3. PathologyOutlines.com
無料で学べる病理情報サイトです.メルマガも出しています.
4. Libre Pathology
切り出しの記載方法などレジデント向けの情報が掲載されています.
5. Cancer Protocol Templates
アメリカ病理学会では遺伝子検査の結果を含めたがんの病理診断を報告するための定型書式を示しています.
6. StainsFile
組織化学についての解説です.
7. Human Protein Atlas
正常組織とがんの免疫染色結果のデータベース.良い抗体が採用されておらず,免疫染色の判定も十分でない場合もあるので注意が必要です.
8. GeneCards
遺伝子のデータベース.
9. ModPathChat
Modern Pathology のポッドキャストです.スマートフォンなどで聞けます.
病理に限らない英語リソース
1. YouGlish
英単語の発音を確認することができます。音声合成による発音ではなく、実際の講義や番組での発音を字幕付き動画で聞くことができます。
例 :SMARCB1
2. DeepL
翻訳サイト.Goole翻訳より精度が高いと感じます.
© 2021 京都大学医学部附属病院 病理診断科・病理部