The Hans classifier (2004), 他
DNAアレイによる解析でDiffuse large B-cell lymphoma (DLBCL)はgerminal center
B-cell-like (GCB)か,non-GCBかに大きく分けられる。
前者が比較的予後不良,後者が比較的予後不良である。
免疫組織化学でDLBCLの遺伝子プロファイルの群分けを代用する試みがあり,Hans classifierとして知られる。
Hansの論文ではCD10, BCL6, MUM1の3種類の抗体で判定 (Hans CP et al. Blood 2004)。
cut-offの値は30%となっている。
CD10陽性なら
Germinal center
B-cell-like (GCB)
CD10陰性でBCL6陰性な
らnon-GCB
CD10陰性でBCL6陽性な
ら、MUM1陽性でnon-GCB, MUM1陰性でGCB
参考:Murisの分類
CD10とMUM1のみでGCBとActivated B-cell-like (ABC)を分ける (Muris JJF et al. J
Pathol 2006)
CD10+ またはCD10- MUM1-ならGCB
CD10- MUM1+なら
ABC
この分類でBCL2陰性 or GCBの予後は良く、BCL2陽性 or ABCの予後は悪い
参考:CD5陽性DLBCL
日本人症例での予後悪い (Yamaguchi M
et al. Blood 2002)