胆管の異型 (Zen 2007より引用)

Hyperplasia or regenerative change

(1) 基本的に平坦病変。ただし結石の存在では低乳頭状に過形成を示す場合がある。
核膜辺縁は滑らか。好中球浸潤。ときに分裂像。

 
BilIN-1 (biliary intraepithelial neoplasia-1)

わずかに乳頭状。核は基本的に基底側に並び,偽重層は部分的で2/3を超えない。
核の延長がみられることあっても核は均一で大きい核はない。


BilIN-2 (biliary intraepithelial neoplasia-2)

部分的に乳頭状・偽重層化を示し,部分的に核の極性が乱れている。
核の大小不同軽度あり。分裂像稀(なし)。


BilIN-3 (biliary intraepithelial neoplasia-3)

びまん性に乳頭状・偽重層変化を示し,びまん性に核の極性が乱れている。
クロマチンの増量あり核所見は癌。分裂像がみられる。