京都大学医学部附属病院で原発性骨腫瘍の生検・手術を受けられた患者さん・ご家族の皆様へ
原発性骨腫瘍に関する調査へのご協力のお願い
今回、京都大学は、原発性骨腫瘍の病理組織に関する研究を実施いたします。そのため、以前に京都大学医学部附属病院で原発性骨腫瘍の生検・手術を受けられた患者さんの診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。
研究の目的
発生頻度の大変少ない原発性骨腫瘍症例の予後調査を行い、日本における原発性骨腫瘍の診断治療の指標を確立するとともに、病理学的所見を検討し良性・悪性の鑑別に用いることが出来る客観的な病理学的診断基準や客観的な予後予測因子を確立することを目的とします。
研究の方法
・対象となる患者さんについて
1989年(平成元年1月1日)から倫理委員会承認日までの間に、京都大学医学部附属病院で原発性骨腫瘍の生検・手術を受けられた患者さんが対象となります。
・方法について
臨床情報(年齢、性別、発生部位、初発症状、治療法、予後など)を収集するとともに病理組織標本(生検および手術材料)について再度顕微鏡所見を検討し、再発・転移予想に有意な所見や良悪の鑑別に有意な所見を統計学も用いて抽出します。
・資料の管理について
情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。
ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、平成34年3月31日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。
本研究は、京都大学医学倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。
連絡先
京都大学医学部附属病院 病理部・病理診断科
准教授 南口 早智子
電話:075-751-3488, -3491